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2017年7月25日 (火)

あさがお

お世話になっております。
厠堂籐蔦(カワヤドウトウチョウ)です。

先日の朝、車で1時間のところに住んでいる祖母に会うため
電話を掛けました。
私「俺だよ、俺。ちょっとお金が必要になっちゃったんだけど。」
祖母「アキラでしょ?分かるわよ電話に名前が出てるもの」

すっかり私のオレオレ詐欺ギャグには慣れたもので
まったく笑わなくなってしまった祖母。

祖母「どうしたの?」
私「ちょっとこれからそっち行こうと思うんだけど家にいる?」
祖母「ああ、今墓参り出かける寸前だったのよ」
私「ああそうか。それなら墓で落ち合おうか」
祖母「そうねぇ、じゃあそうしようかね」
というわけで、私は、祖母の家からバスで1時間弱の墓地に車を出しました。
そこで出発してから気づきました。

「まずい!お婆ちゃんは待ち合わせ出来ないんだった!」
祖母は、数年前から少しづつ認知症が始まっており、
待ち合わせをしても2分も待てずに帰ってしまう性格になっていました。
すぐに「もう来ない」という判断をしてしまうらしいのです。
「まずい、これだとお婆ちゃんより墓に早く着かねば、
お婆ちゃんが帰ってしまう。」
この猛暑の中、帰りだけでも車に乗せたかったのです。

1時間と少しして墓地に到着。
墓地に入り、車で長い長い坂を登ります。
墓前には奇麗な花が活けてありました。
「もう来た後だったか・・・」
辺りを見回しても祖母の姿はありません。
仕方なく祖母の家に向かいました。
その道中、祖母を探しましたが見つかりませんでした。

しかし、なんだか祖母がまだ墓にいるような気がしてなりませんでした。
私は、コンビニでお昼ご飯を買い、
また墓地に向かいました。
「いなければ仕方ないし、墓地の広場で昼飯を食べよう」
と思いました。

墓地に入り、また長い長い坂を登ります。
その刹那、坂を下っている祖母を発見しました。
クラクションを鳴らすと驚いた顔をこちらに向けました。
車に乗るやいなや、
「どうしたの?突然」と笑顔の祖母。
「いや、待ち合わせしたでしょ?」
と私が言うと、
「そうだっけ?」と祖母。

ああ、やはり待ち合わせはもう無理か、と反省。

小さな川沿いにある祖母の家につき、
お昼ご飯を一緒に食べ、色々話をしました。
冗談を言うのは好きなので
認知症には笑いが一番と聞いたことがあり
笑わせることを常に考えました。


次の日、

突然の母からの電話。
母が聞いてきます。
「アンタ、昨日おばあちゃん家行ったよね?!」
私「うん、行ったけど。なんで?」
母「お婆ちゃん全く覚えてなかったよ、そのこと・・・」



『過行く時を大事にしなければ』と胸に迫る初夏でした。


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(祖母の家の前にある川の向こう側に咲いた朝顔)
(花言葉:「はかない恋」「固い絆」「愛情」)

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コメント

心に響く、良いお話しでした。私もおばあちゃん子だったもので。
今年はゆっくり、お墓きれいにしてきます。

投稿: 牛タン | 2017年7月25日 (火) 18時43分

牛タンさん
コメントありがとうございます。
人生の限られた時間をできるだけ後悔しないように生きたいものですね。
またお盆に御墓参り行って来ます。

投稿: 厠堂籐萇 | 2017年7月27日 (木) 19時27分

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