おもてなしの心
こんにちは。杉乃葉巴子(すぎのはともこ)です。
5月中旬から6月初旬にかけて、高速道路SA・PAのトイレ診断に行って参りました。
トイレの臭気や明るさ、換気能力や故障ヶ所、清掃状況などを色々な器具を使って計測したり、手鏡やペンライトを使って目視で確認し、そのトイレの快適度を診断します。
足掛け2週間半、95ヶ所を回らせて頂きました。
小便器や大便器は隅から隅まで、鏡を使わないと見えない裏側や、ペンライトで奥の方まで覗き込み、蓄積された汚れの確認を行います。
米粒ほどの汚れも無い所がほとんどです。毎日毎日、隅から隅まで、弛まぬ努力で清潔を保つキャストの皆様の素晴らしい清掃に感動します。
便器だけではありません。半屋外で誰もが土足で入ってくるトイレなのに、床も隅々まで綺麗です。老朽化した施設でタイルは劣化していても、ステンレスの巾木はピカピカです。
便器の奥の洗浄管周りもツヤツヤ
ホコリが溜まりやすいコンセント周りも、ホコリ一つ付いていません
特に感動したのは、女子トイレの汚物入れのペール缶です。残念ながら写真を撮り忘れてしまいました。
足踏みペダル式のステンレスのものが、テーブルの上に飾って良いくらいにピカピカなのです。土足で踏むペダル部分まで、泥もホコリも付いていません。
たとえば中高生のバス旅行、楽しいはずの学校行事の日に生理が重なってしまった時、それはそれは憂鬱で、体も不調で落ち込むでしょう。
長時間のバス移動はとても辛く、休憩で立ち寄る度にトイレに駆け込む事でしょう。
そんな時に、トイレの中のゴミ箱が汚いだけでも泣きそうな気持ちになり、ストレスは急上昇。ますます心身共に不調になりそうです。
でも、トイレはピカピカ、ゴミ箱もピカピカ、それでどれだけホッと安心出来て、癒される事でしょう。
これこそ、おもてなしの心。
利用者の目に触れるもの、手に触れるもの、匂いの原因となるもの、不快になる要素の全てに妥協なく向き合い、快適なトイレを維持して下さっているキャストの皆様に、心から敬意と感謝の意を伝えました。
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