尿をアンモニア化させない消臭剤 『ミツハル液』の開発について
おはようございます。
トイレ診断士の波自賀村です。
先日、どきどきキャンプで、トイレ芸人でもある佐藤満春さんから相談を受けました。
「トイレのアンモニアのニオイってどうにかなりませんか?」という相談です。
最近のトイレはとてもおしゃれできれいになりました。以前のように、単に用を足す場所ではなく、くつろぐ場所となっています。
でも、一見、キレイに見えるけど、なぜかアンモニア臭がとれない。そんな問題を効率的に解決する方法はないだろうか?
そんな相談でした。
一般の方は、「尿」=「アンモニア」と思っている方が多いと思うのですが、実は違います。
アンモニアはph10.5の弱アルカリ性物質ですので、そんな物質が体内にあったら、人間の体は耐えきれず壊れてしまいます。
おしっこの主成分は、「尿素」と「水」です。
その「尿素」と「水」が化学反応を起こし、「アンモニア」と「二酸化炭素」を作るのです。
尿素 H2NCONH2 + 水 H2O
→ アンモニア 2NH3 + 二酸化炭素 CO2
わかりやすく言うと、
「出たばかりの尿はアンモニアではないので、それ程くさくない。」
「尿を放置するから化学反応でアンモニアが増え、くさくなる。」という事です。
つまり、上記化学反応を起こさなければ、アンモニアは発生しないし、くさくならないのです。
その化学反応を起こさないようにする為、私どもには『HARU』という消臭剤があります。主に、我々がメンテナンス時に使うもので市販されていません。プロ仕様の消臭剤です。
今回、佐藤さんと話をし、HARUをベースに佐藤満春さん専用消臭剤を作開発してみようという事になりました。
せっかくだから、トイレ芸人、トイレ博士の名にふさわしいものを作りたい。
そんな想いから、通常のHARUの3倍の消臭性能を持つ試作を作り上げました。
値段度外視、効果は大佐級です。
コードネームは 「HARU×3」。 (ミツハル液)です。
この商品を今後どうしようという事は、まだ考えておりませんが、上手くいけば商品化され、皆様がご自宅で使える商品になるかと思います。
アンモニア臭でお困りの方は、どうぞご期待ください。
【「HARU×3」(ミツハル)の効果、性能】
〇試作名 尿をアンモニア化しない消臭剤 『HARU×3』(以下ミツハル液)
〇効 果 通常、尿に含まれる「尿素」が「水」と化学反応をおこし、
「アンモニア」が発生します。
尿素 H2NCONH2 + 水 H2O
→ アンモニア 2NH3 + 二酸化炭素 CO2
この化学反応は、ウレアーゼ酵素という物質により反応速度が
10の7乗倍~10の14条倍促進されます。10の7乗倍、つまり
1000万倍です。
ミツハル液はウレアーゼ酵素の働きを抑え、アンモニア発生を
抑制するアンモニア専用の消臭剤です。理論上、アンモニア発生
の時間を1000万倍伸ばします。
尿のこぼしの多い小便器周辺、和式大便器周辺に有効です。
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コメント
ネーミングがばっちりですね

投稿: 菜華西青椿媛 | 2013年10月 1日 (火) 18時59分